代表・荻原順子のご挨拶

プロフィール
荻原順子(おぎはら じゅんこ)
株式会社プラスパ代表取締役
マインドフルネス実践家
朝日新聞社広報協力【マイベストプロ東京】臨床心理カウンセラー
マインドフルネスアカデミー主宰
企業向けマインドフルネス研修講師

1950年生まれ。10代で最も尊敬する父を突然亡くしたことからうつ病を発症。その後も多くの苦難を経験し、鍼灸、漢方、セラピーなどの現代医療や、ヨガなどのストレッチなど、あらゆる療法を試みたものの納得のいく結果を得ることはできなかった。

そこで1990年、自身のうつ病克服の実体験に基づき確立した独自の「プラス思考」を広めるべく、マインドフルネスアカデミーを設立。

ニューヨークなどでワークショップを開催するなどして2007年、世界和平大会(台北)で日本の素晴らしい女性として表彰され、幸福家庭表揚状を受賞。2008年、日本プラスピスト協会を設立。プラスパならびにマインドフルネスアカデミーの運営と並行し、マインドフルネス実践家、企業向けマインドフルネス研修講師としての活動、また臨床心理カウンセラーとして年代性別を問わず、悩みを抱える方々のカウンセリングを数千件以上行っている。30年以上マインドフルネスを研究し、実践している。会社設立当初から、女性の教育には、特に高く評価されている。

所属団体など

モディスティーカンフー主宰
健康体操指導士
日本健康体操連盟 ヨガ指導士
育児セラピスト

日本プラスピスト協会会長
日本抗加齢医学会会員
日本補完代替医療学会会員
「血液を大切にする会」会員」

うつ克服体験記

10代で精神的不調和によりうつ病を発症
15歳という多感な時期に父を亡くし、近すぎる人の“死”をきっかけに、うつ病のような状態になってしまいました。それからも、父を亡くしたショックを引きずっていた私はとうとう自殺未遂をしてしまいました。

色々なことが思うようにできず、「せっかく希望を持って生きていたのに、何もできない」と母に泣いて訴えました。母はそんな私を優しく受け入れてくれました。思春期ならではの激しい訴えも心から受け入れてくれました。

母の偉大さに気づき、自分の道しるべを決めた日
そして時間が経つにつれ、心が落ち着いてきた時、まわりをゆっくり見渡してみてハッと気づいたのです。自分が一番辛いと思っていましたが、愛するパートナーを失いながらも気丈にふるまい、私を勇気づけて、家族を支えてくれた母こそ実は一番辛く大変だったのだ、私は一体何をしていたのだろう……と。

そして私たちを受け入れ、守り、支えてくれた母の素晴らしさ、家族のために立ち上がった母の偉大さを痛いほど感じたのです。この時、10代だった私の心の中に、「やはり女性はこのように強くあるべきだ」「母のように素晴らしい家庭をつくりたい」という強い想いが刻まれました。

闘病を引き金にうつを発症
結婚して子宝にも恵まれ、素晴らしい家庭をつくろうと全力を尽くしていました。ですが下の子が小学校に入学する時に、卵巣に腫瘍 ができていることがわかったのです。入院して手術をしなければなりませんでした。ですが子どもを置いて家を空けることが本当に嫌でした。良い家庭をつくること、家族との時間を大切にすることが何よりも大切だったので、それがとにかく許せなかったのです。

この、「嫌だ」という強すぎるマイナスの感情が、私のうつ発症のきっかけでした。ネガティブな感情が自律神経を介して私の心に大きなダメージを与えてしまいました。

卵巣腫瘍の治療が終わって数ヶ月たった頃、心身の不調和に気づきました。何か調子が悪い、何もやる気になれない。これはおかしいと 思ってお医者様に相談しました。当時はうつという言葉がはっきりと確立されておらず、「ホルモンバランスが崩れていますね」と抗うつ剤などの薬を処方されました。

薬を飲んでも何をしても変わらない毎日・・・
ですが、薬を飲んでも少しも良くならない。他にも、鍼、灸、けれど、私の心身の状況は一向に変わりませんでした。夜は眠れず、家中をふらふらしているような日々が1年ほど続いたのです。

その頃、子どもたちにはあまり詳しい説明をしていませんでしたが、家族にはとても心配をかけてしまいました。こんな状態は嫌だ、なんとか回復しなければ、良き母として家を守らなければ……と頭では思っていたのですが、思うように変化しない自分の心と身体に苛立ちを覚えていたのです。

家をいつもきれいにしていたので、ある時、自分が満足するように家事ができていない私に、主人がこう言ってくれました。「(掃除が行き届いていなくても)ゴミでは死なないから」と。焦る私を、もどかしく感じている私を受け入れてくれていました。主人も昔、自律神経失調症を経験していたので、だからこそ私の気持ちを理解してもらえ、かけてくれた言葉です。うつで苦しんでいた時期の、一番印象に残っているエピソードですね。

強いプラス思考をきっかけにうつ克服へ
家族に見守られている中で、あらゆる種類の療法を試してみましたが、何をしても思うような回復を実感できず、落ちるところまで落ちていたある日のことです。ふと、「私はもう、どこに行っても治らない」というような、気づきを得たような、ひとつの答えに至りました。それまでは何かにすがる思いでいましたが、すがっても変わらない、子どもを守り家庭を守るには自分自身が強くならなければならないと、強い気持ちが涌いてきました。「ずっとこのままでいるわけにはいかない、私自身の力で絶対に治してみせる!」と強く思ったのです。それまでもそういう気持ちは頭で考えてはいたのですが、ここまではっきり、魂の奥深くから感じたのは初めてでした。

その瞬間、こわばっていた身体の力がフッと抜けていったのです。それから、まず、簡単な自己流の体操をしました。丁寧に呼吸をしながらゆっくりと体操をしたら、スーッと身体が楽になっていったのです。その時は、何がどう作用したのかよくわかっていませんでしたが、ただ気持ちの赴く ままに、「自分の力で変えていく」という強い気持ちを持つこと、そして自己流の呼吸と体操を繰り返し続けていました。

私の場合は病気の時の強いマイナス思考がうつ発症のきっかけとなりましたが、それに対抗しうる強いプラス思考で意識の波動がクリアになり、ポジティブなエネルギーを心身に循環させることができたのでしょう。こうして、薬の力ではなく自分の力でうつを克服することができました。

私自身が克服できた方法で、もっと多くの方に希望を
今、マインドフルネスアカデミーでお伝えしていることは、この私の体験を理論的に検証して体系化したものです。「強いプラス思考」と「呼吸法」、そして「体操(運動)」。どれも私自身が経験して私自身を回復に導いたものです。

ですが、ただの1回で劇的な変化があるわけではありません。私自身がそうであったように、繰り返し繰り 返し、習慣としていくことが大切です。ですからプラスパでは、2年間という年月を設定した“アカデミー”という形で皆様にご案内しています。2年間のカリキュラムでは、次々と新しいことを覚えていくのではなく、新しいことを織り交ぜながらも同じ体操を何度も何度も繰り返します。そうすることで、真の回復、本当の克服をたぐり寄せることができると考えています。

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